2009-01-01から1年間の記事一覧

内藤朝雄による、オススメいじめ本

内藤さんに、いじめ研究に役立つオススメ書籍を選んでいただきました。以下、内藤さんのコメント付きリストです。 ********************** 1)『いじめの社会理論』柏書房(学術的な本。講談社学術とかちくま学芸とかのムズかしい本…

NHK「週刊 ブックレビュー」

拙著『いじめの構造−−なぜ人が怪物になるのか』(講談社現代新書)が、NHK「週刊 ブックレビュー」という番組で紹介されるようだ。 http://www.nhk.or.jp/book/prog/index.html放送日時は、7月4日、下記の通り。 NHK BS2 【放 送】 午前8:30〜9…

論点抱き合わせセットについて・再

北朝鮮が核実験を行ったと報じられた。北朝鮮に対する対処が大きな問題になるだろう。わたしは、『いじめと現代社会』(双風舎)で、論点抱き合わせセットという概念を提出した。北朝鮮に対処するときに、従来の右と左の論点抱き合わせセットに影響されて動…

ウィルス対策に関わるいくつかの提言

朝日新聞2009年5月4日朝刊より 鳥インフルに豚の1割感染。人感染のタイプも。インドネシア 全身感染性の強毒型鳥インフルエンザウィルス(N5N1型)がインドネシアの豚に広がっていることが、神戸大感染症センターの調査で分かった。人に感染する…

新刊『いじめの構造』の一部を公開します!

『いじめの構造--なぜ人が怪物になるのか』(講談社現代新書)を刊行しました。 本書では、モデル現象としての学校のいじめに焦点を当て、人間が人間にとって怪物になるメカニズムを明らかにし、そこから生じる苦しみを減らすための具体的な政策を提言した。…

現状――『SPA!』のインタビューに答えたもの

「人間の尊厳を崩す格差と、弱者による妬み合いが生きづらさの元凶」 「泣きっ面に蜂。まさに今の日本人が感じている生きづらさは、この言葉に尽きると思います」 そう語るのは、いじめの問題などに詳しい社会学者の明治大学文学部准教授、内藤朝雄氏。 「お…

『いまどき』をいじくることのむなしさ−−マスメディアに煽られた思い込みの系譜−−

『月刊少年育成』という雑誌から、「いまどきの『むなしさ』」というお題をふられて書いた文章。『「ニート」って言うな!』第二部では、酒鬼薔薇聖斗あたりから話を進めたが、それ以前の流れについて書いた。これをあわせて、戦後の流れの、ジグゾーパズル…

ある「報道祭り」について

イエスの方舟の人々に対する迫害を、原罪として記憶にとどめるべきだ。最近も、同じあやまちが繰り返された。 最近繰り返されたあやまちとは・・・? まず、下記の拙稿を読む前に言い当ててほしい。 いったい、どれほどの人が、言い当てることができるだろう…